肩関節周囲炎(五十肩・四十肩)

肩関節周囲炎とは
肩関節の・可動域制限が主な症状となります。急性に現れるものや徐々に表れるものもあり一定ではありません。肩の変形や筋委縮もありません。肩を上げたりする動作で痛みが出ます。
主な症状はこちら↓
・肩の可動域が悪くなる
・肩を動かすと痛い
・夜寝ているときに起きてしまうくらいの痛みが出る(夜間痛)
・悪化すると安静時にも痛みが出る

肩関節周囲炎は3つの期間があり、その時期により治療などが変わってきます。

急性期:疼痛が最も強い。安静時痛・夜間痛。可動域制限は疼痛、筋痙縮により生じる
慢性期:拘縮が中心全ての方向に可動域制限がみられる。(外転・外旋・内旋で顕著)
回復期:可動域が徐々に改善 運動時痛も消失

肩関節周囲炎の原因
医学的な原因ははっきりとしていません。肩周りの筋肉が傷めてしまったり切れてしまっている(腱板損傷・断裂)場合や石灰(石灰沈着)がある場合と鑑別する必要があります。

肩関節周囲炎の治療

急性期: 日常生活  幹部の安静・保温  寝方
    理学療法   疼痛のない範囲での運動療法  
 

慢性期・回復期:日常生活  軽度の疼痛を伴う程度の積極的な患肢の使用
             保温の継続 自宅での運動療法 ストレッチ
       理学療法 コッドマン体操 温熱療法
     

目安治療期間
全体として1年程の経過で治癒するといわれています。
症状によっては慢性的疼痛、可動域制限が残ります。

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